炭焼串舟メイン

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若旦那のやまぐち袋叩き!
週間メールマガジン pitmail【やまぐち】で連載していた作品。
山口の悪いところを辛口で批評。山口の悪を知って愛を知ろう?!

【Vol.8 水】

今回のテーマは「水」。

山にも海にも恵まれた自然宝庫の山口県。
中国山地の深い山々から湧き出る水は、旅人の渇きを癒し、
数かずの伝説も伝わる由緒ある名水として親しまれてきた。

かつて人生のほとんどを旅に費やしたさすらいの俳人「種田山頭火」も、
山口の水を愛し、自らの心をも潤したのだ。

ところで、このあいだ何気に新聞を見ていたら、
「東京で採れた名水」をうたい文句に、
コンビニやスーパーで販売されているという記事を読んだ。

どうしても「水が汚い」というイメージを持たれがちな東京だが、
果たして どれだけ美味しい水が湧き出るのか?実に興味をそそられる。

では山口の水はどうだろう?
実は山口県内には、以下に示している通り、
なんと18箇所も名水の湧き出るところがあるのだ。

櫻井戸の名水(岩国市)
延命水(美川町)
延齢の水(錦町)
金剛水(柳井市)
氷室亀山神社神水(柳井市)
万葉の水(平生町)
天徳の湧水(橘町)
金明水(徳山市)
金剛水(新南陽市)
酒垂水(防府市)
別府弁天池(秋芳町)
大坪の清水(阿東町)
水出の泉(阿東町)
羽月湧水(むつみ村)
中津瀬神社の水(宇部市)
霜降山鉱泉(宇部市)
湯ノ峠湧水(山陽町)
おはち山名水(菊川町)

以上、ざっと挙げてみたが、
皆さんはどれか一箇所でも行かれたことがあるかな?

さて、ひとくちに名水といっても いろいろある。

飲料水として親しまれている水の多くは、
コーヒーや水割り、料理などに使用すると格別の旨さだ。

健康によいといわれる水もある。
例えば延命水など、結核に聞くと言い伝えられ、
健康を願う人々がこの名水を求め 日々遠路から訪れるという。

また、羽月湧水は 飲料には向かないが、
古くから羽月の精霊として知られ、
手足を清めに訪れる人が後を絶たない。まさに"聖水"である。

そんな数多くの名水に恵まれた山口だが、
最近になって水質が変わったり、水の味が昔と比べ落ちてきたと言う。

その原因の多くは車の排気からくる空気汚染だといわれ、
年々、その汚染率は上がる一方。

全国でも人口比率に対して車の量が多い山口。
現代社会では、生活していくために車は欠かせないものになっている。
だが、そうした車社会が、
自分たちの生活の糧である水を
守ることさえ出来なくなってきているのである。

たかが水、されど水。
私たちが生きる中での "ひとしずくの光明"が「水」なのだ。

忙しい生活の中で いつしか"水の大切さ"を忘れてしまっている人は、
一度これらの名水に触れてみては如何だろうか。
"水は大地の贈り物"、きっと皆さんの心にも安らぎを与えてくれるはず。
そして良い水を守るのも山口県民の使命だと思ってみようよ。