【Vol.3 地域振興券】
今回は山口に限らず全国的に施行された「地域振興券」について。
ご存じの通り、不況対策・地域活性を目的として作られた振興券。
山口県では確か、工芸の街「萩市」が最初の配布だったと思う。
2月末、配布開始当日から使用するお客も多かったとか。
しかし、配布後一ヶ月が過ぎようとしたとき、問題勃発。
ややこしい行政手続きのため、振興券の現金化が遅延した。
最悪のケースは、換金手続き後40日を経過しても現金にならず、
いわゆる自転車操業の商いが多い 商店街の各店舗などでは、
仕入先への支払いや給料の支払いが出来ず、
ある商店では、給料を振興券で渡したという事態が起きたほど。
ともかく、これら振興券の利用が、
決して商店街にとってメリットではないということだ。
それを実証するかのように市民からのクレームも数々挙げられている。
ひとつに、「地域振興券利用できます!」「使えます!」
という旗印を店舗の店内・周辺にあれだけ掲げていながらも、
実際に利用するときには渋い顔をされることが多い。
例えば、事務的手続きなどの手間を惜しんで現金を要求してきたり、
「振興券では駐車券を出せません」とか、
「レシートは発行できませんので…」などと、
現金とは異なもののような扱いをされることが多いそうだ。
店側が振興券の扱いに慣れていないというのもあるだろうが、
使う側のお客さんの方がもっと不安なのだ。
また、商店側でも換金対象の商品に頭を悩ますものがある。
特に問題にあがっているのが全国の書店で使える図書券の購入。
地域活性のための振興券が、全国で使える弊紙に変わっては、
地域振興の意味がないとされるからだ。
だが、山口県内の各書店では、
それらも振興券の対象になっているところが多いという。
県内においても問題は山のようにあるのだ。
いつも遅々として進まない国の行政が、
今回の振興券対策は、決まってから実施までが珍しく早かった。
だが、振興券配布の対象年齢が子供や老人なら、
それは「福利厚生」の一環とも考えられるのではないか?
振興券の悪用を危惧して透かし処理などの問題などを挙げる前に、
そもそもの目的をはっきりさせるべきではなかったのだろうか。
・・・・・あれれ、またも最後は国全体を攻撃してしまった。。。